マイコプラズマ試験とは、細胞培養におけるマイコプラズマの汚染有無を評価する安全性試験である。
マイコプラズマは細胞壁を持たない直径0.2〜0.3μm程度の極小の細菌であり、一般的な無菌試験では検出が困難である。また、マイコプラズマに汚染されても培地の濁りや急激な細胞死を伴わない「不顕性感染」となることが多く、気づかないうちに細胞の増殖速度、代謝、および遺伝子発現(セクレトームのプロファイル等)に甚大な悪影響を及ぼすことが報告されている。そのため、培養上清液等の細胞由来製品の品質保証においては、PCR法(核酸増幅法)や専用の指示細胞を用いた培養法など、独立したマイコプラズマ試験の実施が不可欠とされている。
英語表記Mycoplasma Test
参考文献
- Drexler HG, Uphoff CC. Mycoplasma contamination of cell cultures: Incidence, sources, effects, detection, elimination, prevention. Cytotechnology. 2002;39(2):75-90.