成長因子(グロースファクター)

成長因子(Growth Factor:グロースファクター)は、細胞の増殖や分化を促進する内因性のタンパク質の総称です。

特定の細胞表面受容体に結合することでシグナルを伝達し、組織の修復や血管新生などを誘導します。代表的なものにHGF(肝細胞増殖因子)、VEGF(血管内皮細胞増殖因子)、FGF(線維芽細胞増殖因子)などがあります。幹細胞培養上清液における有用成分の指標とされることが多く、品質管理においてHGF等の濃度定量が行われます。

成長因子はタンパク質であるため熱やpHの影響を受けやすく、原料の保存や化粧品への配合にあたっては、失活を避ける温度管理が求められます。また、培養上清液では複数の成長因子やサイトカインが共存しており、これらが複合的に作用し合うこと(相乗効果)や、標的細胞に働きかける「パラクライン効果」が、機能性の観点から重視されています。

英語表記Growth Factor

参考文献

  1. Cohen S, Levi-Montalcini R. A nerve growth-stimulating factor isolated from snake venom. Proc Natl Acad Sci U S A. 1956;42(9):571-574.
  2. Sporn MB, Roberts AB. Peptide growth factors are multifunctional. Nature. 1988;332(6161):217-219.

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