線維芽細胞は、結合組織を構成する代表的な細胞であり、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、フィブロネクチンなどの細胞外マトリックス成分を産生する。
皮膚では真皮層に分布し、皮膚の弾力性・保湿性・構造維持に中心的な役割を果たす。加齢に伴い、線維芽細胞の数は減少し、活性も低下する。細胞外マトリックスの産生量低下と分解酵素(MMP等)の活性増加により、コラーゲン・エラスチンが減少し、シワ・たるみといった皮膚老化現象が現れることが報告されている。化粧品分野においては、線維芽細胞の活性化や細胞外マトリックス産生のサポートが、エイジングケア訴求の主要なメカニズムのひとつとされている。培養上清液中の成長因子(FGF、TGF-β等)は、線維芽細胞の増殖・活性化への寄与が研究されている。
英語表記Fibroblast
参考文献
- Tigges J, et al. The hallmarks of fibroblast ageing. Mech Ageing Dev. 2014;138:26-44.