サイトカイン(Cytokine)は、細胞から分泌され、特定の細胞に情報を伝達する微量タンパク質の総称です。
主に免疫細胞から分泌され、免疫応答、炎症反応の制御、細胞の増殖・分化などに関与します。成長因子(グロースファクター)と重なる部分も多く、学術的には明確な境界がない場合もありますが、一般的に免疫系に作用するものをサイトカイン、細胞増殖を促すものを成長因子と呼ぶ傾向があります。幹細胞から分泌される抗炎症性サイトカインは、パラクライン効果の重要な担い手です。
幹細胞培養上清液(セクレトーム)には、これら多様なサイトカインと成長因子が共存しており、単一成分ではなく複数因子の協調的な働きが、化粧品原料・研究用途で注目される理由とされています。
英語表記Cytokine
参考文献
- Dinarello CA. Historical insights into cytokines. Eur J Immunol. 2007;37(Suppl 1):S34-45.