アニマルフリー

アニマルフリー(animal-free)とは、細胞培養の培地、試薬、および製造プロセス全体において、動物由来の成分を一切使用しないことを指す概念である。

ゼノフリー(異種動物由来成分の不使用)がヒト由来成分の仕様を許容するのに対し、アニマルフリーはウシやブタなどに加え、ヒト血清やヒトアルブミン等のヒト由来成分も含めて完全に排除する、最も厳格な要件となる。不足する成長因子やアミノ酸源は、遺伝子組換え技術によるリコンビナントタンパク質、植物由来、微生物由来、または完全な化学合成成分によって代替される。これにより、血液媒介病原体等の不測の感染症リスクが理論上極小化され、成分構成が完全に規定されるためロット間の均質性が極めて高くなる。製造管理上の高い安全性が求められるバイオ医薬品や先端素材の製造において採用される基準である。

英語表記Animal-Free

参考文献

  1. van der Valk J, et al. Optimization of chemically defined cell culture media--replacing fetal bovine serum in mammalian in vitro methods. Toxicol In Vitro. 2010;24(4):1053-1063.

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