角質層(Stratum Corneum)は、表皮の最も外側に位置する層で、核を失った死んだ細胞(角質細胞)がレンガ状に積み重なり、その間を細胞間脂質(セラミド等)が埋める構造をしています。
体内からの水分蒸散を防ぎ、アレルゲンや微生物の侵入を防ぐ強力なバリアとして機能します。薬機法上、一般的な化粧品の有効成分が作用・浸透すると標榜できる範囲は、この「角質層まで」と厳格に定められています。そのため、リポソーム化技術などの浸透技術開発が盛んに行われています。
化粧品の保湿は、この角質層がもつ水分保持機能を補い・支えることを目的としており、角質層を健やかに保つことが、肌全体のバリア機能の維持につながると考えられています。
英語表記Stratum Corneum
参考文献
- Elias PM. Stratum corneum defensive functions: an integrated view. J Invest Dermatol. 2005;125(2):183-200.