骨髄由来幹細胞(BMSC)(BMSC: Bone Marrow-Derived Mesenchymal Stem Cell、またはBM-MSC)とは、骨髄液から分離・培養される間葉系細胞である。
学術的には「骨髄由来間葉系間質細胞」とも呼ばれる。1970年代から研究が開始された最も古典的なMSCであり、再生医療や細胞生物学の分野において比較基準となるゴールドスタンダードとして広く用いられてきた。
BMSCは骨、軟骨、脂肪細胞への多分化能を有し、造血幹細胞を支持する機能を持つ。歴史的な背景から最も研究データが豊富であり、臨床応用の実績も多い。一方で、採取には腸骨等への穿刺が必要でありドナーへの侵襲性が高いこと、および加齢に伴い骨髄中の細胞数や増殖活性が低下することが報告されている。このため、近年では低侵襲で採取可能な脂肪由来や臍帯由来との比較研究が盛んに行われている。
英語表記Bone Marrow-Derived Mesenchymal Stem / Stromal Cell (BM-MSC)
参考文献
- Friedenstein AJ, et al. Precursors for fibroblasts in different populations of hematopoietic cells as detected by the in vitro colony assay method. Exp Hematol. 1976;4(5):267-274.