継代培養とは、培養容器の表面を覆い尽くした(コンフルエントになった)細胞を、トリプシン等の酵素処理によって剥離させ、新しい培養容器と新鮮な培地に移し替えて培養を継続する操作である。
継代回数は「パッセージ数(P数)」として記録され、P1、P2、P3…と表記される。継代を重ねるごとに細胞の増殖能や分化能、遺伝的安定性が変化することが知られており、品質管理上重要な指標である。特に間葉系幹細胞の場合、継代を重ねると細胞老化やテロメア短縮が起こり、分化能が低下することが報告されている。再生医療や原料製造においては、規定パッセージ数以下の細胞を使用することが品質規格として定められる場合が多い。
英語表記Passage Culture / Subculture
参考文献
- Wagner W, et al. Replicative senescence of mesenchymal stem cells: a continuous and organized process. PLoS One. 2008;3(5):e2213.