CAL(細胞付加脂肪注入)

CAL(Cell-Assisted Lipotransfer:細胞付加脂肪注入)は、美容外科や乳房再建などの形成外科領域において、脂肪注入の生着率を飛躍的に高めるために開発された手法です。

吉村浩太郎教授(自治医科大学)らの研究グループによって世界で初めて報告され、現在では国際的に広く認知・実施されている技術です。

通常の脂肪吸引で得られた脂肪組織の一部からSVF(間質血管細胞群)を抽出し、それを残りの吸引脂肪に添加(付加)して目的部位に移植します。通常の脂肪移植では、血流不足により中心部の脂肪が壊死しやすいという課題がありますが、CALでは添加されたSVF中の脂肪由来幹細胞(ADSC/ASC)や血管内皮前駆細胞が血管新生を促進し、抗炎症性の成長因子を分泌することで、移植された脂肪組織の生存環境を整え、長期的な生着率を向上させることが臨床研究で報告されています。

英語表記Cell-Assisted Lipotransfer (CAL)

参考文献

  1. Yoshimura K, et al. Cell-assisted lipotransfer for cosmetic breast augmentation: supportive use of adipose-derived stem/stromal cells. Aesthetic Plast Surg. 2008;32(1):48-55.

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