ドナースクリーニングとは、細胞や組織の採取に先立ち、提供者(ドナー)の健康状態、既往歴、および各種感染症の有無を確認し、医学的・倫理的な適格性を評価するプロセスである。
HBV(B型肝炎)、HCV(C型肝炎)、HIV、梅毒、HTLV-1等のウイルス検査が実施され、感染リスクの排除が行われる。加えて、細胞を研究や製品製造(培養上清液の原料等)に利用することに対して、提供目的、匿名化の扱い、予測されるリスクを十分に説明した上で、ドナーの自由意思に基づくインフォームドコンセントを文書で取得することが倫理指針等により強く求められる。この厳格なスクリーニングと同意取得プロセスは、GTP(適正組織管理基準)等のガイドラインに準拠し、最終製品の安全性とトレーサビリティを担保する必須要件とされている。
英語表記Donor Screening
参考文献
- FDA. 21 CFR Part 1271 - Human Cells, Tissues, and Cellular and Tissue-Based Products (HCT/Ps). U.S. Food and Drug Administration.